◆amanusa お料理教室①

夏休みのしわ寄せで、東京出張したり仕事したりですっかり更新が滞ってしまいました。今週も来週もまた出張なのだけど、出来るだけ頑張って更新したいと思います。だって、そうしないと忘れちゃうから!

ところで、アマヌサに泊まった一番の理由は、クッキングクラスがあったからです。アマヌサに泊まる人で、自分で料理をするような庶民的な生活している人はすごく少ないと思うので不思議なアクティビティと思いつつ、アマヌサはバリにある3つのアマンの中で料理が一番との評判もあったためアマヌサに。予約の時点でクッキングクラスを受けたい旨伝えておきました。ちなみに予約は直接とっています。アマヌサには清水さんという素晴らしい女性の日本人マネージャーがいらっしゃるので、おそらく日本語でも直接予約やリクエスト等できるのでは無いかと思います。

クッキングクラスといっても個人レッスンだし、受ける人は果たしてどのくらいいるんだろー?と思っていたのですが、シェフのポロシャツまで作っててやる気満々!内容もそれは濃いものでした。さすがこういうところはアマングループだと感動。クラスの内容も臨機応変にリクエストに応えてくれます。私は朝、市場に連れて行って欲しいとお願いして、朝7時からの開始となりました(←迷惑な客かも)。

アマヌサ近くの庶民的な市場へ。市井の人の生活や文化が感じられて、旅行では市場を見に行くのが一番好きなのでワクワクが止まりません。

見たことのない食材(特にハーブ類)もいっぱいあるのですが、シェフがどんどん説明してくれて、更にその場でカットして香りを試したり、味見したりできるのでたちまち解決。

シェフのナディ氏。おいおい書きますが人柄含め素晴らしいシェフです。もうこの市場をまわり始めた最初の10分くらいで、このアクティビティが人生で忘れがたき素晴らしい経験になると確信しました。

ガンガン切って試食です。シェフは地元の方なので市場のことも非常によくご存じ。もちろんアマヌサ自体は特別な仕入れ業者から食材を入れているので、実際にここに朝買い出しに来たりはしないそう(そりゃそうだ)。

単に観光で市場に来ていたら、「いろんな卵あるのね」通りすぎてしまいそうなたまご屋さんでも、これはアヒルのたまご、こっちはオーガニックのすごく良いたまご、これは塩漬けたまご、など詳しく説明してもらえて、もう絶対地元の、しかも料理プロに説明してもらわないと分からないことばっかり!

鹹蛋(シエンタン)はバリにもあるんですね。食材はタイや台湾にもかなり似ているけど、バリはタイや台湾より穏やかな気候なので、食材の味もその分全体的にソフト。

テロールアシンというらしきインドネシアの塩漬けたまご。1週間くらい塩と石灰でアルカリ化して固めたもので塩味はソフト。いちいち全部味見出来て喜びMAXでした。

シェフと喜びMAX中の私。ちなみにカメラマン(註:夫)を連れて行ったのですが、途中まで「カメラの使い方が分からなかった」とかでほとんど真っ黒けっけな写真を撮っていたことが後に判明!怒!

途中、インドネシア風の朝ご飯を食べたり。シェフなので、食習慣や調理法、素材についてなど質問しても、当然のことながら打てば響く答が返ってくるのも素晴らしい(英語もご堪能)。

餅米粉を練ったものに、甘く煮た黒米、甘いココナッツにパームシュガーの黒蜜をかけたもので、やはり同じアジア圏なので日本のお菓子にも共通項のある味。バリでは朝ご飯はちょっとこういう甘いものを食べたり、お粥を食べたりで、あまりたくさんは食べない文化だそうです。つづく。