エコと衛生

4月1日からレジ袋有料化の導入をする小売店が続々と出てきていますが、このコロナ騒動の中、なんとも絶妙なタイミングで、エコと衛生というものを考えさせられています。

昨年くらいからSDGs、サスティナブルが各企業にとって目下課題となっていたことで、国連でのグレタちゃんのスピーチもまだたった半年前のことなのに、一気にシャットダウンのような形で世界が大変化と向き合っています。

人が外出をやめる中で、自然環境を取り戻している観光地があったり、CO2排出量も大幅に減っているとのこと。

これは地球にとっては喜ばしいことで、人間が経済活動をやめるだけで、あっという間に地球はデトックスしていくんだなと思う一方、エコと衛生は相容れないものだということを痛感させられています。

使い捨て、プラスチック製品、洗浄剤、どれも地球には良くないかも知れないけど、疫病対策になるのは、非エコ、地球に厳しい方なんですよね。

エコバッグも、感染者が家から持ち出して触りまくったものをレジやサッカー台に出して汚染しているとしたら…、と、これまで衛生面をあまり考えずにエコを推していたことに気付かされています。

マスクや手袋など衛生用品は、衛生面を考えたらディスポーザブルであるべきだし(だから医療現場はディスポばかりなんですよね)。

洗剤や塩素が少し残ってるものを食べるのと、危険なウイルスが付着しているものを食べるがどちらが危険かといえば比べるまでもなく、ウイルスですし。

簡便性だけでなく衛生を優先し、生き残ってきたゆえの非エコ社会が出来上がっていたのだなと改めて思い知らされています。

毎日家に籠もりながらアフターコロナの世界を考えていますが、衛生面はエコとの両立は難しい部分が多く、飲食業のエコはどこまでが安全面に配慮できた取り組みになるのか、頭をひねってます。
行き過ぎもダメですが、やっぱりちょっと平和ボケしてたかも。

いろいろな大きさ、用途に合わせてたくさんエコバッグを持っていますが、使ったら毎回洗わないとね。

写真のバッグはホールフーズので可愛いのですが、不織布だから洗って使うのにも限度があって、実はあまりエコじゃなかったと学びました…。
ペラペラで簡単に洗えるのが衛生面も耐久性も良いですね。

レジ袋の方が表面がつるつるしているので、ウイルスが長時間生存するからと、布バッグのような表面がザラザラしたバッグ持参を推奨する意見もあるようですが、衛生を考えたら、レジ袋にして玄関先で中身を出して、レジ袋はすぐ捨てる方が今は安全性が高い行為なのではないかと思っています。