オンライン授業とエンディングノート

昨日は女子栄養大学の講義にゲスト講師として呼んでいただき、オンライ講義をしました。
去年まで亜細亜大学で担当講義があったのですが、奇しくも今年は授業を持っておらず、このコロナ下でオンライン授業への変更という大仕事をせずに済んだことに正直ほっとしていた私。
大学の先生たちから、オンライ授業への移行の苦労を聞いて、大変そうだなーと思っていたものの、実際やってみると想像以上に時間がかかり、コロナ対応をされた先生たちのご苦労を思い知りました。

通常の授業なら、内容を考えて資料を作って、あとは現場に行って講義するだけ。とはいえ、これも丸一日かかる作業なのですが。

オンラインは、内容を考えて資料を作るところまでは同じなのですが、講義を録音・録画して、更にそれを編集してという作業に慣れないこともあって通常授業の準備の倍くらいかかる。でもって録画を授業当日も流しっぱなしで終わりではなく、授業時間はオンラインで参加するので、感覚的には対面で行ってきたこれまでの授業の3倍位の時間がかかる。

当日のトラブルなどにも備えて、あらかじめ質疑応答なども録画。
慣れていけばオンライン授業にも良い点がたくさんあると思うのですが、今のところまだかなり課題がありそうです。
大学のオンライン講義移行の難しさの最大の原因は、学生側の通信環境や通信機器の整備が不十分なことのようです。ここを早期に解消しないと、生徒も先生も大変すぎますね。

企業でオンライン対応していると、通信環境や機器の問題はほぼないので、「何でそんなにオンライ化が大変なんだ?」と思ってしまうのですが、学生さんたちはスマホで、Wi-Fiなどない環境の方も多いそうで、これが最大の障壁になっているだと思われます。

と、学校の先生方のオンライン移行の大変さの一端を垣間見る良い機会となりました。

しかし日本人はあまり授業中に質問しない傾向がありますが、これがオンラインだと更に加速するような気が。国際社会だと発言しないと生き残れないので、なんとかこのマインドを変えていきたいものです。

ところで話変わりますが、エンディングノートを買ってみました。

まだ早すぎると、全然興味がなかったのですが、「エンディングノートは書き込むことが細かくて、若いうちにやっておかないと、これを書ける根気と体力がなくなる」という話を聞いて、良い機会だからと取り寄せました。

だがしかし、本当に書き込むことがみっちり、びっちり、内容も保険だとか、介護に関してだとか頭を使うことばかりの上に想像つかないことも多く、すでにもうこれを書き込む体力がありません。そっと閉じて本棚に。ある日これを書く気力が沸き起こる日が来ることを願っています。