◆新年のご馳走

明けましておめでとうございます。
本年がみなさまにとって美味しいものとの出会いの年でありますよう心よりお祈り申し上げます。

年末から大晦日まで京都に行って来ました。
お正月の買い出しや美味しいものの食べ納めが目的です。

今年のおせちは我が儘を言ってあちらこちらにお世話をいただいて(大汗)手にしました。

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手にするまでの過程でお世話を掛けてしまった反省や、実際手にしたときの「えっ、一段?想像よりかなり軽いような…(タクシーで取りに伺ったのですが、運転手さんがおせちが重いと大変だからとわざわざ運転席を降りて、お店の外に控えてくださっていたのです)」という震える思いがすべて吹っ飛ぶ、素晴らしいおせちでした。

ひとつひとつに恐ろしく手がかかっているおせちで、どれひとつとして私に作れるものは無く(技術面、手間、設備含め)、感動と共に舌と脳に刻みながらいただきました。

ご紹介とご手配をいただいた方には本当に感謝しきりのお正月になりました。やはり京都の食文化は素晴らしく、この技術や心(作り手だけでなく、いただく側の心も)が伝承されていくことを願います。

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うちのお雑煮です。もっと料理の技術を磨かねば。

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お正月のお菓子はタカシマヤで聚洸(じゅこう)さんのものを注文していました。
私は聚洸さんと塩芳軒さんのお菓子が大好きなのですが、聚洸のご主人は塩芳軒さんのご子息だということを遅まきながら知って、「なるほどなるほどー!」とひとり合点したお正月でもありました。

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お正月にいただかないと落ち着かない花びら餅は、一番ごぼうが感じられない鍵善さんのものを。いろいろ試しましたが、やっぱりごぼうの主張が強いものは苦手で結局鍵善さんに戻ってきました。

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鍵善さんの七寿づくし。飾っておいても華やかで可愛らしいのですが、瑞々しく美味しいうちに食べてしまいました。
体重計に乗るのが怖い!