今日から台湾のことをバリバリ書く予定です。まずは牛肉麺(ニュウロウメン)の老舗、老王記。今回の台湾旅行は台湾初心者のお友達とだったので、「基本をおさえる」をモットーに、スタンダードなお店中心に予定を組んだのですが、その中で、どーしても私自身が行きたくて行ったお店が老王記。
「牛肉麺ってどんなお料理?」とお店に行く前にお友達に聞かれたのですが、一番近いのはソーキソバかな?名前や見た目よりずっとあっさりしています。
上の写真は「紅焼牛肉麺」。見た目は味が濃く、辛そうに見えますが、塩味も程良く、辛くもなく奥深い味です。豆板醤やラー油が使われていますが、やわらかくトロトロに煮込んだ牛肉の味を引き立てる程度であっさり。
白いスープの「清燉牛肉麺」。こちらは見た目通りあっさり。韓国料理のソルロンタンに似た感じのスープです。今回は複数人で出掛けたので、どちらの牛肉麺も楽しめました。1人で行くときは、どっちの牛肉麺にするか禿げるほど悩むんですよね。一緒に行ったお友達たちには紅焼牛肉麺の方が人気だったかな?
どちらの牛肉麺にも、卓上に置いてある酸菜をたくさんのせていただくのがお勧め! 酸菜は、高菜みたいなものですが、高菜より塩分が薄いのでたっぷり合わせても塩辛くならず、ほのかな酸味が牛肉と良く合って、ますます牛肉麺が美味しくいただけます。
老王記の通りに面した店構え。看板も何も出ていなくて厨房がいきなり通りに面しています。この奥が食堂。私が台湾に行くと必ず老王記に行くのには、美味しい牛肉麺が食べられるから、という理由の他にもうひとつ訳があって…、それは写真の「世界一履きやすいスリッパ」がお店の近くに売っているから。もう15年位ずーーっとこのスリッパを履き続けています。拉菲亞草(=ラフィア、椰子の葉?)で編んであるのですが、肌心地が良く軽くて本当に履きやすいスリッパです。 2年前まではそこかしこで売っていたのですが、今回は探すのに結構苦労しました。台中の製品だそうです。1足70元(日本円で250円しないくらい)。1足につき20元しか儲けが出ないそうで、この先も製産されるか心配。私は台湾に行くたびにこのように買いだめしてます。
老王記(ラオワンチー)
台北市桃源街15号
牛肉麺は150元(だったと思います…。日本円で大体500円くらい)。
地下鉄の駅、「西門」から徒歩約10分。
鼎隆百貨
台北市武昌街1段42号(近博愛路口)
スリッパを今回買ったお店。