この刺激と変化の少ない生活の中、美味しいものを送って下さる方って神だと思いませんか?
この箱が届いて、箱の重みと、ちらりと見えた掛紙で、いやしい私は秒で中身を察して送り主の方を神だと思いました。
老松さんの夏柑糖が届いたどーーーーーーーーっ!
少し蒸し暑くなってきたこのタイミングに、なんという素晴らしい贈り物。
さっぱりとした甘味と酸味の夏みかんを、寒天で固めたお菓子。
酸味の強い夏みかんを寒天で固めるのは大変難しいそう。
今でこそ、果実をカップにしたゼリー状の涼菓は珍しく有りませんが、昔は珍しかった。
私が子供時分には、これと、千疋屋のゼリーしかなかった(千疋屋はゼラチンのゼリー)。
クール宅急便がない時代、子供の頃ものすごく珍重していただいていたお菓子なので(京都から持ってきてくださる方がいらしたのだ!!)、今でも異様に気分が昂まります。
夏みかんの、少し苦味のある甘酸っぱさと、寒天のさっくり、さっぱりとした味わいが格別です。
私もこういう贈り物をタイミングよく出来る人間になりたい。
贈られるよりも、贈りたい、マジで。