私は、青菜の中で最も好きなのは菜の花なので、菜の花が出回る季節は菜の花ばかり食べてしまいます。大好きなだけに、茹で方にはこだわりがあります。
近年は随分いろいろな種類の菜の花を見かけますね。昔は写真右のタイプが多かったけれど、今は左のような花らい部分の大きいものや、葉の大きいものなどもよくあります。いずれにしても、茹で方は同じ。一手間かけるだけで、より一層美味しくいただけます。
菜花は、このように花らいと葉でひと枝になっています。
花らい(茎)と、葉の部分を分けます。
こんな感じで。
これを分けて茹でるか、茹でないかで全然出来上がりが違うので、是非是非分けて茹でてみてください。ちょっと強めに塩をした沸騰した湯に、まず花らい(茎)部分を入れて、少し間を置いてから葉を入れて、ひと呼吸くらいで引き上げます。菜の花はすぐ火が入ってしまうので注意が必要。
私は茹で上がった菜の花を、水には取らないので、余熱も見込んで早めに引き上げます。あら熱が取れたところで(ざっと扇いで冷まします)、たっぷりの一番出汁に浸して、糸鰹をふるのが定番。水に取らないのは、?その方が旨味が逃げず、その後の出汁がよく菜の花に入るため ?ほんわり温かい状態で食べたいから。(ただし酢の物にするときは水に取ってます。そのほうがシャキシャキした歯ごたえで、酢の物に合うので)
今まで花と葉を分けず茹でていた方は、是非別々に茹でてみてください。ずっと美味しくておすすめですよ。