プロバイオティクスから高たんぱくへ

食べていると健康になれそうな気がする食品、第3位には絶対に入りそうなヨーグルトですが、プロバイオティクスで腸内環境を整えるという期待だけでなく、たんぱく質摂取という役割も担うようになってきました。
一回に食べる量あたり、10gくらいのたんぱく質がとれる商品が続々と出てきています。

ヨーグルトを水切りすることで、成分が凝縮されているギリシャヨーグルトが、たんぱく質が摂れるヨーグルトの主流です。
もともとは、脂肪分も凝縮されて濃厚な味わいが持ち味のギリシャヨーグルトですが、ヘルシー志向で、脂質ゼロ、低脂肪が主流になってきています。
うちの近くのスーパーでは、パルテノ、オイコス、イーセイスキルをよく見かけます。この中だと、最もたんぱく質の含有量が多いのは、イーセイスキル、最もなめらかで、デザートっぽい味わいなのはパルテノです。

たんぱく質の内容に関する内訳は不明なのですが、ヨーグルトを水切りした場合、水分の方にホエイが含まれるので、ギリシャヨーグルトのたんぱく質はカゼイン主体と考えて良いでしょう。

乳製品に含まれるたんぱく質は、主にカゼインとホエイがありますが、カゼインはからだへの吸収スピードがゆっくりなため、血中アミノ酸濃度を長時間高く保てるという利点があります。
一方ホエイは、カゼインに比べ、からだへの吸収スピードが早く、必須アミノ酸であるBCAAを多く含むため、筋肉をつけたいときのプロテインとして主に用いられています。

牛乳アレルギーはカゼインが原因となっている場合が多いので、牛乳の消化が苦手な人は、ちょっと注意かもしれませんね。
私は牛乳アレルギーはなく、濃厚なギリシャヨーグルトの味が大好きなので、小腹が空いたときや、手軽にたんぱく質を摂りたいときによく食べています。寄る年波、たんぱく質摂取もカルシウム摂取も大事な年頃にはありがたい食品です。

無糖タイプに、メープルシロップやはちみつ、ジャムなどを合わせて食べるのですが、最近のお気に入りは、砂糖不使用のジャム。

砂糖不使用といっても、甘味が添加されていないわけではなく、砂糖の代わりにりんごジュースなどを使っているジャムです。

果物のジュース使用なので、砂糖使用のものより果糖が多く、若干リンゴ酸やポリフェノール類などが含まれているかも知れない、といった感じなのですが、糖質量が普通のジャムより少なく、フルーティーでさっぱりした味わいが魅力です。
成城石井や明治屋、ビオセボンなどで最近みかけるようになりました。特にアプリコットが好きで、ギリシャヨーグルトやマスカルポーネチーズに合わせて食べています。