Monthly Archives: 7月 2018

がんの原因、食事の影響は少ないかも知れない

7月 17th, 2018 in がん

がんになる原因として、食生活の関与が大きいと考えている方がとても多いように思うのですが、おそらくそれはハーバード大学が1996年に発表したがんの原因割合の分析結果が現在でも影響しているのではないかと思っています。


この研究結果が発表された当時、ちょうど栄養疫学を学んでいる学生だったので、食事の影響が大きいことに衝撃を受けたことを覚えています。

ただ、当時から日本人の場合は、アメリカ人に比べて肥満が少ないことや、野菜や食物繊維の摂取量が多いことなどから、アメリカより食事の影響は少ないだろうと考察されていました。

そして、時を経て厚生労働省の研究班によって日本人におけるがんの原因、発生要因を分析した結果が2012年に発表されました。


予測可能な要因のうちに占めるそれぞれの影響割合を示したものです(重複要因は調整されています)。
ちなみにその他の要因は、大気汚染や放射線、化学物質への暴露、遺伝子要因など未知の要因です。

どうでしょう、思いの外食事の影響は少ないと感じる方が多いのではないかと思います。

食事の影響は、塩分のとりすぎ、野菜果物の不足が関与しており、あとは肥満が発がんの原因になっているという結果です。(詳細は国立がん研究センターのHP内にあります)

がんになると、それまでの生活習慣を反省して、「食事が悪かった!」と落ち込んで、食事のことを気にされる方が多いのですが、この研究結果を見る限りは実際はそれほど食事の関与は強くない可能性があります。

食事より、たばことウィルスや細菌感染(ヒトパピローマウィルス、肝炎ウィルスやピロリ菌)の方がずっと日本人のがんの原因になっていることが見てとれます。


書店には特定の食品ががんの原因になる(最近では小麦製品や牛乳などが攻撃対象になることが多いです)、といった恐怖心を煽る書籍なども多くあるのですが、そうした書籍はほとんどの場合、作者の経験や印象から憶測を綴ったものです。

経験豊富な医療関係者が臨床経験から得た印象でも、単なる疑似相関である可能性は高く、大量のデータを集積し、解析した研究結果には及びません。

食事は身近なものなので、ついそこに原因を求めたり、治癒の可能性を見出したくなってしまうのだと思いますが、がんになる原因の関与度も日本人の場合はおそらく低く、まして食事でがんを治すなどというのはファンタジーなのだという理解がすすみ、誤った食事療法にはまって余命を縮める方が少なくなるよう願っています。

目に涼やかな京菓子

7月 16th, 2018 in 和菓子

今日も本当に暑かった東京です。7月はじめ頃に涼しくても、祇園祭の頃には毎年必ず猛暑になるような気がします。

過去に撮った夏の京都のお菓子を眺めて涼を取りました。


栖園のレモンかき氷。


琥珀流し。


とらやのくずきり。


金魚。


びーどろ。

あまりの暑さに家に籠りがちの3連休でしたが、明日からは東京でも目に涼しいものを探してみたいと思います。

ザ・ラストカール

7月 15th, 2018 in その他

特に何もイベントがない3連休、溜まった仕事をコツコツこなすだけでは味気ないので、こういうときは泡を開けます。といっても今日はお手頃なCAVA。


いつもは食洗機で洗えるグラスですが、今日はちょっとグラスは特別感を出してマイセンのミレニウム限定品。



天使とバブルのエッチンググラスです。

おつまみは、ピンクヒマラヤンソルトのアーモンド。




薄皮が向いてあるタイプで、思ったより塩は強くなくて軽めでした。

そして夫は、ずーっと取っておいたカレーカールを遂に開封(賞味期限はとっくに過ぎています)。


夫の一番好きなお菓子がカレーカールだったので、去年の発売中止のニュース以来、カレーカール集めに奔走しましたが、これが最後の一袋です。うすあじでもチーズでもダメで、カレー味が良いのだそうで、今後も1年に1回で良いので発売していただければなと願っています。

盛夏の楽しみ

7月 14th, 2018 in 季節

今日の東京はうだるような暑さで、うちでもこの夏はじめて冷房を入れました。最近の夏は本当に厳しい暑さの日が多いのですが、それでもやっぱり夏が好きです。

それは、日本の夏のしつらえや、料理での季節感の表現の涼やかさが、暑ければ暑いほど映えて美しく感じるから。




でも男の方は、この暑さでもスーツを着ている方が多くて大変ですね。ここは季節に合わせて、もう少し涼しい服装に変えていく必要性を感じています。


せめて少しでも目に涼やかにと、アイスキャンディー柄のネクタイ。小さな柄でよく見ないと分からないのですが、全部アイスキャンディー。1本だけピンクのアイスです。ブルガリのネクタイなのですが、ブルガリはときどき食べものモチーフのネクタイを出すので、季節ごとにお店をのぞいています。

村上開新堂の杏の生菓子

7月 13th, 2018 in 洋菓子

麹町の村上開新堂は、ぎっちり詰まったクッキー缶が人気の老舗洋菓子店ですが、夏の暑い時期だけ作っている半生菓子があります。


中に杏が1個丸ごと入っているケーキで、私はこのケーキが子供の頃からの好物で、今頃の季節になるのを毎年楽しみにしています。


杏の他に、生地にはレーズンやパイナップルも焼き込んであります。杏の甘酸っぱさが美味しい、夏だけのお楽しみです。