100年記念展では、少しですが焼き物やインダストリアルデザイナーとして作った作品も展示していただいています。
たい焼きの焼き物。
今回作品を改めて見直してみると、意外に祖父は可愛らしいものが好きだったのかなという気がしてきます。たい焼きは、祖父のアトリエの近くにたい焼き屋さんがあったので、よくいただいていた身近なモチーフでした。
ほんの少しですがスケッチや道具の展示もあります。
若い頃はインダストリアルデザイナーとしても仕事をしていた祖父ですが、代表作は4号電話機です。
この他、国産では初のカラー電話、パステル電話機などもデザインしていました。
歴史的な大ヒット商品だったという、プラスチック・キャビネットラジオSS-52型。
この他、今回展示はされていませんが、家具調テレビや冷蔵庫などの工業デザインも随分手がけていたそうです。私が生まれた頃にはもう工業デザインはしていなかったので、祖父のインダストリアルデザイナーとしての顔は知らないのですが、多くの方に親しまれた製品も生誕100年記念展で取りあげていただけて、遺族としては嬉しい限りです。
記念展は12月23日まで長崎県美術館で開催されています。長崎にお住まいの方や、お出掛けになる方にお運びいただければ嬉しいです。
安中様
我が家は黒電話でしたが、
友達の家が薄いグリーンのパステル電話でした。
当時、おしゃれだなぁ~と子供心に思った記憶があります。
ご祖父様のデザインだったのですね。
謹んでご祖父様のご功績を偲びます。
おことさま
コメントありがとうございます。グリーンのパステル電話、うちにもありました。私はピンクに憧れてました(笑)。