ポンカンの季節ですね。
うちでは無茶々園から柑橘類を定期的に取り寄せています。
無茶々園は農薬や化学肥料に頼らない柑橘類を作っている農家の方の団体です。
私がこちらからお取り寄せをしている理由は実に単純で、美味しいから。
私自身は農薬等に関して比較的寛容な考えを持っています。
もちろん出来るだけ使用は少ない方が良いと思いますが、
農薬には食物の安定供給や保存、食中毒の予防など有益な面もあるので、
どちらも食品の性質や状況を考えて、
農薬あり、低農薬、無農薬のもの種々混合食べています。
無茶々園の柑橘類は農薬の使用を控えているので、見た目が悪く、
形も大小さまざまで味にもばらつきがありますが、そこが気に入っています。
すごく酸っぱいもの、歯が溶けそうなくらい甘いもの、
口の中が果汁で溢れそうになるもの、
粒によっていろいろなところが食べていて楽しく飽きません。
酸っぱいものはその酸っぱさを楽しんだり、酢の物に使ってみたり。
甘?い粒は陽の良く当たる枝に実っていたのかな?
など色々と想像して食べるのも楽しい。
ポンカンもみかんには及びませんが、β-クリプトキサンチンが含まれています。みかんを食べ過ぎると手のひらが黄色くなってしまうのは、この色素の仕業。
近年β-クリプトキサンチンの摂取は、がんをはじめとする生活習慣病の予防になるのではないかと期待され、今では多くの研究が行われており、果樹研究所が興味深い研究をいくつか発表しています。みかんをたくさん食べている人ほど生活習慣病罹病率が低い、という断面調査の結果が発表され、10年規模の疫学調査が始まっているので、今後に期待してます。
果物を食べると太ってしまう、糖尿病になる、
と避ける傾向が最近あるようで、実際に食事カウンセリングの場でも、
果物を毎日食べてる方が少ないと感じています。
果物には果糖が含まれますが、その他、ビタミンやミネラル、食物繊維や、
ファイトケミカル(ブルーベリーのアントシアニンなどが有名ですね)など多くの栄養成分がたっぷり含まれていることこそもっと認識していただきたい。
ところで本当に果物の食べ過ぎで太ったり糖尿病になるのか?
みかんに関する調査結果では、むしろみかんを食べている人の方が、食べていない人に比べて糖尿病や肥満が少ないという興味深い結果が得られています。
これだけで果物をたくさん食べる=肥満、糖尿リスクが少なくなる、という発想は危険ですが、毎日季節の果物を1?2個とることは、手軽にビタミンを取り入れる良い方法です。肥満や糖尿の原因は、果物をとることではなく全体的なエネルギーの過剰摂取によるもの。むしろ季節の果物を楽しむメリハリのある食生活をしている方が、肥満や生活習慣病などのリスクが軽減できると思います。
私も毎日新鮮で果汁に満ちた季節の果物を食べたいと思い、
日々美味しい果物のお取り寄せを探しています。
無茶々園
〒797-0113
愛媛県西予市明浜町狩浜
電話: 0894-65-1417 / FAX: 0894-65-1638
電話受付:平日・土曜日(9時?18時)