プロの業者にゴミ捨てを頼む

◆いざとなったらプロに頼めばいいと言うけれど

「自分が死んだ後は遺品整理業者を呼んで一気に捨ててくれればいい」って言う人、多くありません?
私はこれ、身内や友人知人からもよく聞くセリフなんですが、

「そうはいかないから大変なんだよーーーーーー」って思って聞いています。

私の友人の中には、一気にプロに頼んで片付けた人も実際にいるのですが、業者に片付けてもらうことが成立するにはいくつか条件があると思っています。

①そもそもある程度整理が出来ていて、荷物の中から大事な書類や貴重品が出てこない確信がある

②マジでゴミとガラクタしか無い

③故人ものが雑にゴミとして扱われるのを見ても平気な強メンタルを備えている

④チラシなどに書かれている金額より見積もりしてもらうと断然高くなるが、それでも構わない

これに加えて、今後片付けてもらった家には暮らさないという条件を付け加えても良いかも。ごみ処理業者に片付けを丸投げするのは最終手段で、最愛の人を亡くした的なメンタルの人にはまず無理ではないか、と思っています。

◆業者に片付けてもらうのは心理的に結構キツイ

私はこれまで、祖父母の遺品整理のときから何度もプロのごみ処理業者をお願いしているのですが、ゴミ処理業者とひとくちに言っても、本当に千差万別で、良心的かつ丁寧に作業を進めてくださる方と、そうでないとこの開きがかなり大きい業種という印象。

今はほとんどネットでこうした業者を探すと思うので、みなさん口コミを参考にすると思うのですが、作業前に口コミで5つ星を付けたら割引きます、などという業者(実際に一度頼んだところであった)もあるので、正直口コミはあまり当てにならない。
遺品整理やゴミ処理って、結構デリケートな問題だと思うのですが、そこにズカズカ強面の人に踏み込まれて雑に片付けられるとメンタルがやられます。あと、遺品整理やゴミ処理って家の情報などがあからさまに分かってしまうので、このご時世そこが心配な方も多いのではないかと思います。

こういうことこそ、やはり本当に頼れるのはリアルな口コミ。私も現在は知り合いの方からのご紹介で、ようやく頼れる業者さんに行き着き、今回もそちらに力を貸していただきながら片付けを進めています。

◆プロに頼むにも準備が必要

プロに頼む場合、一番簡単なのは、「この家(部屋)のもの空っぽにしてください」という依頼で、これが出来る方は、業者にお願いするのがお金はかかりますが最も簡単な片付け方法だと思います。

ただ、私も含めてこれをできる方ってかなり少ないのでは無いでしょうか。
捨てたいものと残したいものが混在しているタイプの場合、まず見積に来てもらう段階で、何を捨てるかをある程度決めてまとめておく必要があります。

例えばタンスを持っていってもらう場合は、そのタンスに入っているものの中から、残すものを選別して避けておいて、更にそのタンス周り、運び出す導線などは確保しておく、などの作業が必要。
たとえば2トントラック一台分くらいの荷物を持っていってもらうとして、この分量のいる、いらないの選別するだけでも脳も体も相当疲れる

加えて、うちは大事な書類がガラクタと一緒に混在しているタイプな上、私自身が思い入れがあってゴミとして捨てたくないものも多く、ひとつひとつ注意深く選別が必要なので、片付けの道は険しいのです。


※業者の方に片付けをお願いした庭の不用品の一部。東京23区だとここにあるゴミを捨てるのも、大きな植木鉢は1個あたり粗大ごみで200円〜400円かかるし、分別して捨てるのもめちゃ大変なのです。

つづく。

※このブログはモノを過剰に持っている筆者が、今後の人生をスッキリ過ごすための片付け記録です。すでに断捨離や片付けなどにハマって、ある程度片付いた生活をしている方には全然参考にならないと思われます。人生も家もとっ散らかっている方、お仲間です。一緒に頑張りましょう!