京都大学で農業史の研究をされている、藤原辰史先生のおはなしをうかがってきました。今回は、先生のご著書「食べるとはどういうことか」がテーマでした。

藤原先生の「ナチスのキッチン」や「ナチス・ドイツの有機農業」などを拝読して、いつか先生のお話を聞いてみたいと思っていたので、渡りに船の勉強会でした。
「食べるとはどういうことか」では、食に関する3つの質問から、単に食のことにとどまらず、哲学的なことから地球環境まで繋がって考えていく壮大なおはなしです。ひとつ目の質問は、「いままで食べた中で一番おいしかったものは?」。参加者の方の今まで食べた一番美味しかったものも聞けて、これがとても面白かったです。
今まで食べて一番美味しかったもの、自分の内面にぐっと潜って、考えていくと忘れていたことがどんどん思い出されます。単に味がどうこうではなく、「一番美味しい」は思い出と紐付いていますね。
私の「一番」は未だに考え中。あれもこれも美味しかったし、捨てがたく、なかなか一番が決められないのが正直なところです。

お話のあとは、女子栄養大学の松柏軒で、懐石作法を教えていただきながらお懐石をいただきました。

松柏軒のお懐石はたんぱく質のおかずたっぷり。

まだまだたくさんお料理はあったのですが、綺麗に写真が撮れたものだけ乗せています。煮物、写真手前の穴子の黄身揚げ煮がとりわけ美味しかったです。

生菓子は、柴又の御菓子司いゝ島さんの、春告鳥というお菓子。目も入っていて、ふっくらかわいい鶯です。心が豊かになる1日でした。

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