先日台湾に行ってきました。
今年は3月と10月に台北に行って、士林夜市にも何度か行ったのですが、士林夜市、大分変化してきています。
一番大きな変化は陽明戯院という、文林路沿いにある映画館がついに閉鎖されたこと。映画館前にたくさんあった露店も取り壊しに伴い、無くなってしまいました。
あとは、Under Armourやadidasなど若者向きの大型店が増えて、小売店が減りました。小さなお店も、UFOキャッチャー店に変わっているところも多く、雑多で何売ってるのか分からないようなお店が減って、ブラブラ見て歩く楽しみが減ってしまって寂しい。
使い方がよくわからないマッサージ道具やキラキラビジューが付いたサンダルなんかを、旅に出ている高揚感で買ったりするのが楽しい場所だったのですが、そうしたお店はかなり減りましたねー。
そして2019年、士林夜市で大流行中な食べ物は、なんとエリンギ茸!
いたるところにエリンギのお店があって、長蛇の列が出来てるところも。
まるごとエリンギのBBQです。
エリンギを丸のまま焼いて、ぶつ切りにしたものを、レモン味や、わさび味、甘辛味のタレと唐辛子、胡椒味、カレー味など様々なフレーバーで食べるようです。これ、美味しいに決まってるので流行るのも納得。日本でも流行りそうですよね。
そして阿宗麺線が士林から撤退してしまって悲しんでいたのですが、今士林では士林媽祖廟の前でやっている阿輝麺線がプレートミシュランに認定されたこともあって熱いようです。
阿宗麺線は鰹出汁が超濃厚で、日本人の舌と胃に沁み、郷愁がゆさぶられるような味ですが、阿輝麺線はにんにくと肉肉しいホルモンの味がガツンと効いた、大陸っぽい力強い味です。
欧米の方には阿輝の方が好まれそうなので、ミシュラン的に阿宋より阿輝になったのはなんとなく納得。
どちらもそれぞれ美味しいですが、全く個性が違うので好みが分かれそうです。阿輝麺線は牡蠣が入っていないこともあって、海鮮好き、鰹出汁好きの私は阿宋の方が好み。
あと、いつの間にか士林にも出店していた福州世祖胡椒餅。
こちらもミシュランに掲載されたそうで大人気。饒河街観光夜市まで行くのは大変だったので士林に出来て嬉しい。
胡椒餅は、胡椒の効いた大ぶりの肉がざくざく入っている肉まんを、窯でこんがり焼き上げた肉まんのようなものです。皮のこんがりした部分と中のもっちりした部分のコントラストが美味しい。
士林夜市、初めて行ってから30年位経ちますが、文林路のあたりはあんまり変わらないと思っていましたが、ジワジワと変わってきました。どうなるか楽しみでもあり、ちょっと寂しさも感じる2019年でした。