先日、お仕事をご一緒したフォトグラファーの津留崎徹花さんのWebコラムを撮影前に拝見したところ、「カメラマンときどきパン屋」という見逃せない一文が!
くわしくはこちら「カメラマンときどきパン屋」という働き方は実現可能?
徹花さんの焼くパンが評判になって、ときどきパン焼きイベントなどもされているとのこと。どんなパンなのかなー、食べてみたいなーという気持ちを抑えられず、お話をうかがったところ、なんとそのパンを送ってくださいました。
玄米と麹から起こした酵母を使っているそう。ずっしりもっちりしっとり、麦の味が濃く、旨味が噛めば噛むほど溢れてくるすごいパンです。私はもともとドイツや北欧の、麦の味が濃くどっしりしたパンが好きなのですが、徹花さんの「てつパン」は、そうした欧州のパンともやや違い、もっとモッチリしっとり感が強く、更に旨味が強い!うまい、うまいよーーーー!
しかも食べごたえもすごくある。薄くふた切れくらいで腹持ちします。美味しいバターやジャムと合わせて食べようと最初は思っていたのですが、てつパンはバターやジャムなどいらない。てつパンのみの味で味わいたい孤高パン。てつパン恐るべし。
パンは日本で独自の進化を遂げて、白くてふわっふわ、もっちりが好まれ、日本のふわふわパンはパン界のゆるふわちゃん。パンと言うよりもはやお菓子といった感じさえあります。一方、てつパンは、おとぎ話の中で勇者が食べているパンのような、エネルギーレベルが違うパンです。メインの栄養になる力をもった食事パン。
しかもなぜか全然カビない。カビなそうだなーと思ってはいたのですが、本当にカビない。しっとりしてるのにカビない。天然酵母を使っているパンは、発酵時にアルコールが酸性されることや、乳酸菌などが多くなることからカビにくいと言われていますが、それにしてもカビない。
一緒に、ご主人が手伝っていらっしゃるという高橋養蜂さんのみかんはちみつを送っていただきました。
これがまたかんきつの爽やかさと華やかさをもつはちみつで、口に入れた瞬間ぱーっと気持ちが明るく晴れるようなはちみつ。
やはり本当に美味いもの、真の贅沢なたべものというのは、簡単には手に入らない、大規模商業ベースには乗らないものですね。