下関土産に買ってきて楽しんでいるのは、垢田のトマトです。
肉厚で甘味があって、ジューシー。トマトを買うとき、たまたまトマト栽培者の方がいらして、選んでいただいたのですが、「お尻がちょっと尖っていて、ずしりと重くて、少し青いものを買った方が良い(真っ赤なのは日持ちしないから)」とのことでした。選んでいただいただけあって、どれも美味しくまだ楽しめています。
トマトは今が旬の盛り。トマトソースなど作りだめをしています。
ところで、「トマトには毒があるから食べない」という方にお会いしたことがあります。たぶんこれは未熟なトマトに含まれるトマチン(アルカロイド)を心配してのことだと思いますが、未熟な青いトマトを大量摂取しない限り(そんな機会はまず無いと思います)問題ありません。夏の旬には適度にトマトを食べた方が、ビタミン、ミネラル、リコピンがとれるので健康に良い影響をもたらすとお話ししたのだけど、納得されてない雰囲気だったので、きっと今でも食べてないかなあ。
ちなみに、リコピンの最大の供給源はトマトですが、リコピンは前立腺がんの予防や進行の遅延に有為に関与していると考えるのが現在の主流。これに対して、リコピンやトマトがもたらす健康被害があるという研究報告を私は知りません。
こういう勘違い、意外と多くて「あれは食べない、これは食べない」というルールを作ってる方も結構いらっしゃいます。また専門家でも禁止食品を挙げる方もいらっしゃるのだけど、人類の歴史や、科学的根拠、身体への利益を考えれば、日本に一般に流通している食品で、○○を食べてはダメ、と言いきれる食品は無い、というのが私の考えです。何でもバランス。量や食べ方に節度をもってまんべんなくが、健康への近道だと思います。
*上記は健康な方の場合の話で、疾病によっては禁忌食品があります。