◆3月の草喰なかひがし

3月のなかひがしさんです。

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雛の月らしい、可愛らしい八寸は、蛤の貝殻の中に、蛤ときんかんのおこわ、菜の花の塩炒り、一寸豆を小芋で覆った芽吹き芋、小ハゼ、桜の花びらに見立てた天神、お水とりの椿に見立てた蕪は、芯に干し柿、柚。鯖にクルミを挟んだもの。椿の葉の上の露は、お酒を振ったもの(凝ってる!)。

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つくしの白和え。白味噌のお椀の中には、小さなとち餅と蕪とセリ。

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岩魚の焼き物はのびる酢で。鯉のお造り。上の葉は、枯れ葉を表現しているそう。枯れ葉の下から春の新芽が芽吹いてくる様を表現した一皿になっています。こういうところが素敵。
nakahigashi6.jpgおくどさんで2時間かけて蒸した竹の子(出汁で煮ていないので、竹の子そのものの濃い甘味が出ています)と、つなぎを使わない蓮しんじょう。海藻は「かじめ」というものだそう。
「初めまして、かじめです。って覚えてください」というご主人のお話で、本当に一発で覚えられました。

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鴨の塩焼き。この火の通り加減と、炭火の香ばしい香りが最高です。赤いのは金時人参のピュレ。金時人参の甘味と鴨が合います。

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青菜とお揚げの炊いたの。3年もののたくあんを煮た小鉢と季節のブロッコリーの和え物。

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おくどさんのごはんと、目刺し、香の物。デザートは苺と、日向夏、きな粉のアイスクリーム。「春」を存分にいただきました。

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草喰なかひがし
京都府京都市左京区浄土寺石橋町32-3  
075-752-3500
12:00-13:30、18:00-19:30 月休