コーヒーの木のテラリウム

人には誰しも、生まれつき授かったものの、実生活には全く活かせていない才能がある、というのが私の持論です。

私が天から恵まれ、そして何の役にも立っていない才能は、観葉植物を巨大化させる才能です。

園芸にさほど興味が無かったため、このことに気付くのに随分時間がかかってしまいました。
しかし思い起こせば、小学校の授業でひとり1区画もらって菜園を作ったときも、私が植えたシソとコスモスの繁殖力がすさまじく、他の子たちの畑を侵食して一面シソとコスモス畑になり問題となったことなど、あのころからすでに兆候はあったのかも知れません。

今は、実家からもらってきた小さなヤシ科の観葉植物がみるみる巨大化して天井に届いてしまい、うちに来たゲストから「ハワイっぽいね」と言われることや、去年もらったポインセチアがありえないほど横に広がってしまったことなど、今後どうしたらいいのか悩ましい課題を抱えています。

前置きが長くなりましたが、植物を枯らさず巨大化させることに絶対の自信が生まれていたのに、去年SCAJ展示会で買ってきた、小さな可愛いコーヒーの木のテラリウムは、冬に枯らしてしまいました。コーヒーの木なので寒い所がダメだったようです。

右の段の真ん中がうちにいた子です。

このことが思いの外ショックで、また育てたいなと思っていたところ、先日伺ったUCCコーヒーアカデミーで小さなコーヒーの木が販売されていたので購入してきました。

鉢から外して、元のガラスに入れてみました。針金などで少し形を整えたほうが良いかも知れません。

今度こそ枯らさずに、暖かい部屋で大事に育てます。コーヒーの木もかなり大きくなるようなのですが、こちらは容赦なく一番太い幹を剪定して大丈夫だそうなので、このまま小さくテラリウムで育てたいと思います。