去年出会った素晴らしい本は、安閑園の食卓(公式HP)です。このお正月休みも読み返して、たぶんこれから先何度も何度も読み返すと思います。
1930年代に台南の裕福な家庭に生まれ育った、料理研究家の辛永清さんが、子供時代の食の思い出を中心に語ったエッセイ集。台南の豊かな食の情景描写が素晴らしく、色鮮やかな食卓な光景が浮かびます。中には少しレシピもあり、一番つくってみたいのは、成長期の子供がおやつに一羽、むしりながら食べるという、生姜を一面に貼り付けて焼いた鶏。どのエッセイも素晴らしいのですが、最もこころ惹かれたのは「宝石売りのおばあさん」。宝石の行商に来たおばあさんを囲む、豊かなお茶の時間の話です。
台南に行ったことが無いのですが、この本を読んで、是非台南に行ってみたいと思うようになりました。台湾でも食は台南と言われているようですが、やはり南は食糧事情が豊かで違いますね。
大事な文庫本にかけているブックカバー。今はもちろんこの本にかけています。
早速読もう~♪♪。向田邦子さんが書く食べ物のエッセイも面白いよん。『父の詫び状』のなかの「海苔巻きのはじっこ」とか大好き。中学ぐらいの頃から向田邦子さんの居酒屋?「ままや」に行くのが夢だったけど、行かずして閉店になったのが残念。あと、ドラマにもなった森瑤子さんの「デザートはあなた」も何度も読み返してる本。垂涎もの。20年ぐらい前、オイルサーディンとか使ってぱぱっと丼を作る主人公俊介に憧れましたわ。もしまだだったらぜひぜひ~(^^)。
是非読んでみて~。きっと好きだと思う♪
向田邦子さんの夢中で読んだよ。ままや行ってみたかったねー。森瑤子さんの食べもの描写も大好きだったなあ。お料理本もあるんだけど、サーディン丼載ってるよ。今度持って行くね。