温泉のあと、薬膳を食べようと思い立ち、天罎に行ってきました。ここの薬膳は薬っぽくなく、単純にお料理が美味しいのでおすすめです。
龍鬚菜の炒め物。鶏出汁であっさり味付けしてあります。火の通り具合が絶妙でとても美味しく印象に残りました。
サトウキビの芯と雪菜、しいたけの炒め煮。サトウキビと雪菜の歯ごたえが良く、じんわり旨味が効いた良い味でした。サトウキビの芯は、パルミット(椰子の芯)とタケノコの間のような味。
名物の豚足、素麺添え。りんごと長時間煮込むそうなのですが、甘味はあまりなく、キリッとした味。
野菜、というか植物のスープ。具がキレイだけど、これは具は固くて食べられません。スープだけいただきます。じわじわとからだが癒される、やさしく細胞に染みわたるような味です。
名物のサツマイモ。木炭をつかった特別なお釜で火を入れたお芋は、内側からじんわりとした温かさがあって、長時間冷めません。
白きくらげと金木犀(桂花)の冷たいスープ(温かいのもあります)。甘味控え目の薄い葛湯のような感じ。こちらのお料理は全体的に塩味や甘味は抑えつつ、旨味は濃いところが好みです。そして全く薬っぽくないので、薬膳苦手な方にこそ試してもらいたいお店です。上記の食事で3500元(日本円で1万円)くらい。お昼のコースはかなりお得です。
天罎
麗水街5号
TEL(02)2394-3335
11:30-21:00 旧正月以外無休
上の写真の豚足ほか、事前予約が必要なメニューあり。
支店
敦化南路一段295巷16号
TEL(02)2705-3308