京都タカシマヤの和菓子売り場では、いつも、末富さんを買おうかな、とらやさんにしようかなと迷います(2店は向かい合ってお店があるのです)。先日両店を覗くと、似た意匠のお菓子があって、思わず両方買ってしまいました。
末富さんの、山茶花、青花、雪飾(すみません、名前曖昧です)。
とらやさんの、新山茶花、深山の雪。
末富さんは、はんなりとした、素材の味が良く分かる甘味控えめでやさしいお味。とらやさんは、キッパリハッキリ「THEとらや」の味。とらやの餡は、とらやとすぐ分かる甘味と、小豆の上質さが際立つ味だと思います。個性が全く異なるけれど、どちらも一流の味。
■ところで、東京出身者にとって、とらやは東京土産のイメージがあるのですが、京都にとらやのお土産は禁物。とらやはもともと京都の御所御用達の菓子司。東京遷都に伴い、東京に進出後、本社を東京に移しましたが、京都の方にとっては、とらやはやはり京都のお菓子屋さんという意識なんだそうです。