◆お雛様の処分をどうするか
処分しにくいもの第5位くらい、お雛様。
1970年代、80年代生まれの方の雛人形は好景気に煽られて、非常に嵩張る段飾りブームだったので、扱いに悩んでる方、多いとお察しします。
人形はただでさえも捨てづらいのに、お雛様となれば尚のこと。
孫娘の誕生を寿いで、祖父母が贈ってくれたというストーリー付きで、更に価格もなかなか高価なので捨てにくさ満載。
私のお雛様は七段飾り、その上になんと領収書まで一緒に取ってあったため高価なこともビンビン伝わってきて非常に処分しづらかった。
のですが、絶対に自分で今後飾らないことは自明だったため、しばらく前に母に頼んで処分をしてもらっていました(親不孝で涙)。
が、母のお雛様は残していました。
私のお雛様も、お内裏様との2体だけ残すことを検討したのですが、母のお雛様の方が高度経済成長時代の大量生産品にはない良さがあったので、そちらを残したのです。
だがしかし、今その残してしまったお雛様で悩むことに。
※こちらが母のお雛様。今年が最期のお出ましです。
◆雛人形は背景のストーリーも処分しづらさを倍増させる
私のお雛様は、雛人形を引き取ってくれるところに送って処分してもらったと聞いているのですが、具体的にどんなところに送ったのかは不明。
思えばこういう、面倒なことを全部母に丸振りしていたんだなあと、反省しきりのこのごろです。
お雛様は、買ってもらった赤子の私より、祖父母がどういう思いで購入したかを分かっていた母の方がずっと思い入れがあって捨てづらかったはず。
※こちらが祖父母が買ってくれた昭和の七段飾りと、子供のころのひな祭りの母と私。昔は着物まで着て張り切ってひなまつりをしていました。いい時代ですね。
母の雛人形に関しては、戦争で焼けて買い直したと聞いたような、聞かないような、もとのお雛様の方が立派だったと言ってたような気もするものの、このあたり曖昧なので、捨てにくいバックストーリーはさほどありません。
お雛様は、持ち主の女の子の人形(ひとがた)で、厄災を引き受けるためのものだそうなので、持ち主不在となった今、お役目も終わったのでお焚き上げなどに出すのが一番なんだろう、と思うものの、実際に現物を出して眺めてしまうと作りが精巧で処分してしまうのが非常に躊躇われます。
お道具類も一部残してあったのですが、丁寧な塗り加工が施してある器で、やっぱり昔のものって作りが素敵で、もったいない精神に火がついてしまいます。
◆お雛様処分をしてくれるところは結構ある
実家の片付けで何が困るって、ゴミの分別の煩雑さや処分先がなかなか見つからないこと。
なのですが、お雛様はこれが結構あります。
人形の処分は困る方が多いので、受け皿も多いのかもしれません。
お焚きあげをしてくださる神社やお寺、民間の会社など人形供養をしてくださるところは結構ある模様。
あと、雛人形処分は「こんな精巧な作りのものを処分するのがもったいない」「可哀想」という気分にはなりますが、「売ったらいいんじゃないか」という気はおこらないので、そこは若干処分しやすい気も。
持ち主がある程度の大人になったら、立派に成人したのだからお役目を果たしたと思って、嵩張るものは人形供養に出してしまって良いのではないかと思います。
特に大きな段飾りの収納に困ったり、ひな祭り時期に「あれ出さないと…」と負担に感じるようでは本末転倒。
もともとの祖父母や親の「元気で幸せに育ってほしい」という願いを汲んで、今後も元気に生きていくために処分しても良いと思います。
私も手にとってしまうと、もったいない精神がムクムク湧いてきてしまう母のお雛様ですが、今年中に人形供養のお焚き上げに持って行くつもりです。
追記:2024年現在、なんと結局処分できなくてまだ持っています。場所は取っていますが捨てなくて良かったという気もがしてるので、気が済むまで手元に置いておいてたくさん飾って楽しむつもりです。
つづく。
※このブログはモノを過剰に持っている筆者が、今後の人生をスッキリ過ごすための片付け記録です。すでに断捨離や片付けなどにハマって、ある程度片付いた生活をしている方には全然参考にならないと思われます。人生も家もとっ散らかっている方、お仲間です。一緒に頑張りましょう!