ご自宅で実ったという栗をいただいたので、栗の渋皮煮、というかマロングラッセの1歩手前といったものを今年もつくりました。
熱湯につけて、栗の皮をやわらかくしてから、底の方から皮を剥きます。鬼皮を傷つけないのが基本ですが、ちょっとくらい傷ついても結構大丈夫なものなので気軽に剥きます。
かぶるくるらいの水で中火にかけてアクをとっていきます。鬼皮の状態によって重曹は入れたり入れなかったり。拾いたての栗なら入れなくても良いかも。レシピは大抵重曹を入れる、となっていますが、根気よく煮こぼせば重曹入れなくても大丈夫。今回は、いただいてから少し日が経ってしまってから煮たので、初回の煮こぼしだけ、栗1kgに対して大さじ1半の重曹を入れました。
1回煮こぼしたところで、栗のお掃除。筋や毛を丁寧に取ります。
ここから、何度も水を換えて、アクと渋みが抜けるまで弱火で煮こぼします。5?10回くらいかな。ひと粒食べてみて良い具合まで。
いい具合にアクが抜けたところで、砂糖を投入。今年はメープルシュガーとキビ砂糖を半々で煮ました。砂糖は数回に分けて入れます(栗重量の半分くらい)。砂糖が全部溶けたところで一晩そのまま置いて冷まします。翌日、砂糖液だけを半量くらいまで煮詰めます。
煮詰めた砂糖液を栗に合わせて、弱火でなじませます。
最後にどっどっどっどー、とブランデーをかけ回します。去年大量にブランデーを入れたため、ブランデーの海で泳いでいるようなマロングラッセもどきになったのですが、2ヶ月くらい置いておいたら、味がこなれて非常に美味しかったので、今年もたっぷり入れます。
マロングラッセにするには、砂糖液の濃度をもっと上げて、栗の周りが糖化するようにつくるのですが、私は甘味控え目でつくりたいので、渋皮煮の洋風版みたいない感じに仕上げます。
出来上がり~。今年も栗が良いので美味しく出来ました。年明けくらいまで寝かせると一層美味しくなります。