老香港酒家で北京ダックと上海蟹をお腹に納めてから向かったのは、祇園おかださん。祇園のカウンター割烹で(個室もあります)、アラカルトの品数が多く、祇園では珍しく遅くまでやっているお店です。この日は底冷えする日だったのでまずはヒレ酒をお願いし、先付けの雲子の茶碗蒸しにウニが鎮座している一品に興奮しつつ、お品書きを熟読。
季節だし、大好物だしということでふぐぶつ。このふぐぶつは、新鮮で素晴らしい歯ごたえ、ポン酢の加減も最高だったのですが、私の写真の腕がひどく、全然美味しいそうに見えないのが悲!
写真といえば、私はもともとレストラン等で写真を撮る習慣がありません。お料理が出てきてから食べるまでの時間が、写真を撮ることで分断されてしまうのが雰囲気台無しと感じていたのと、何よりカメラを出して写真を撮る行為が恥ずかしいため。が、ブログを始めようと決心してから写真を断腸の思いで撮るように。お店の方に、「写真撮っても良いですか?」と聞くのがまた羞恥で冷や汗をかきながら撮ってるのですが、実際に撮るようになって、何を食べたか写真を見て思い出せるのもなかなか良いものだなー、と思っています。とはいえ、パリの三つ星で撮る度胸はやっぱり無いかな…。
と、そんなどうでも良い話はさておき、イマイチ写真で無念のままおかださんリポートはつづきます。牡蠣がメニューにあると絶対に素通り出来ない私たち。亜鉛が最近足りてない気がする、とか無駄な言い訳をしつつ、つるりといただいて幸せ?。そしてここで、お品書きを見て瞬殺で心に決めていた、愛するふぐの白子を。
生も良いし、やっぱり塩焼きも捨てがたいしどうしようと相談したあげく、両方頼むという節操のなさ。でも折角だから、悔いの残らないようににしないとね。生白子はほんのり上気したようなピンク色でぶるんぶるん。塩焼きは、ふわっふわの熱っ熱。生で良し、焼くも良し。やっぱり両方取って正解。嗚呼、生きてて良かった…。
ところで、写真で見るとそうは見えませんが、割と量があります。女性2人で分けて充分食べ応えのある量。なので白子を食べ終わるあたりでお腹は一杯に。まだまだあれもこれも食べたいのに?! しかし何としても蕪蒸しはこの季節食べたい。私は〆に蕪蒸しをいただいて戦線離脱。友人は赤貝のお寿司で〆。そう、ここではお寿司もいただけるのです。
次回は絶対お寿司を食べよう、いやそれより何より、今度は空腹の状態でこの店にまた来ようと誓い合ってお店を後にしました。本当はこの後、京都の素敵なバーで一杯、と思っていたのだけど、水分1滴すら入らないほどの満腹でお開きに。こちらはもちろんコースをやっていらっしゃるので、近いうちにまた伺ってみようと思います。さすがにこの日はよく食べました。が、まだまだ次の日もあるのです。翌日は今私がぞっこんの店、kezako(ケザコ)へ。
つづく。
祇園おかだ
京都市東山区祇園町南側5706
075-551-3200
17:00?0:00 日祝休
コースは8000円から