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◆富永直樹生誕100年記念展③

11月 27th, 2013 in その他の日本

100年記念展では、少しですが焼き物やインダストリアルデザイナーとして作った作品も展示していただいています。

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たい焼きの焼き物。
今回作品を改めて見直してみると、意外に祖父は可愛らしいものが好きだったのかなという気がしてきます。たい焼きは、祖父のアトリエの近くにたい焼き屋さんがあったので、よくいただいていた身近なモチーフでした。


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ほんの少しですがスケッチや道具の展示もあります。


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若い頃はインダストリアルデザイナーとしても仕事をしていた祖父ですが、代表作は4号電話機です。
この他、国産では初のカラー電話、パステル電話機などもデザインしていました。

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歴史的な大ヒット商品だったという、プラスチック・キャビネットラジオSS-52型。

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この他、今回展示はされていませんが、家具調テレビや冷蔵庫などの工業デザインも随分手がけていたそうです。私が生まれた頃にはもう工業デザインはしていなかったので、祖父のインダストリアルデザイナーとしての顔は知らないのですが、多くの方に親しまれた製品も生誕100年記念展で取りあげていただけて、遺族としては嬉しい限りです。

記念展は12月23日まで長崎県美術館で開催されています。長崎にお住まいの方や、お出掛けになる方にお運びいただければ嬉しいです。

◆富永直樹生誕100年記念展②

11月 26th, 2013 in その他の日本

もう少し、生誕100年記念展の作品をご紹介させていただきます。

長崎に生まれ育った祖父は、クリスチャンではありませんでしたが、随分キリスト教の影響を受けた作品を遺しています。

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そして長崎ならではの異人や異国文化などの影響を受けた作品も多くあります。

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これはシーボルト像。
異人文化の影響を受けた作品も、今回はたくさん展示していただいてます。

人物以外、動物もよく作っていました。
今回の回顧展では動物作品の部屋もあります。

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これは90歳を過ぎてからの作品です。
芸術家は歳を重ねれば重ねるだけ、技術や感性に円熟味が出て作品に深みが増していくので、本当に羨ましい職業だと思います。

つづく

◆富永直樹生誕100年記念展①

11月 25th, 2013 in その他の日本

亡き祖父の回顧展、

「富永直樹生誕100年記念展」が開催されている長崎に行ってきました。

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ご尽力いただいた関係者の皆様にはただただ感謝です。

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私たち家族にとっては、製作過程を含め、懐かしい思い出がいっぱいの作品を沢山展示していただいています。



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人気ボクサーだった海津文雄さんがモデルの作品です。
私が生まれる前に作られた作品ですが、長くアトリエにあったので私にもなじみ深く懐かしい作品です。


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年代によって作風を変えていった祖父ですが、私はこの時代の作品が力強さがあって好きです。

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こちらの「新風」は首相官邸に展示されている作品です。
学生時代、美術系に進みたいと思ったこともあるのですが、努力では越えられない才能の壁というものを子供心にもはっきり感じて、結局美術の道に進めませんでした。時々そのことを後悔することもあるのですが、やっぱりこれで良かったのかも知れないと今は思っています。

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祖父が大学3年生の時の作品。


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大型の作品もひとつ展示していただいています。
本物は奥羽大学に設置されているので、なかなか見ることが出来ないのと、本物は高い台座に載っているのでこんなに間近に見るのは私も作成中以来。あたらめて彫刻刀のタッチなどを近くで見ることが出来て嬉しく思いました。


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長崎に設置されている祖父の作品のひとつ、グラバー園に置いてある、トーマス・ブレイク・グラバー之像。
これはレプリカで、本物はこちら。


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グラバー住宅の横にあるので、お出掛けの際は是非見てみて下さい。


生誕100年展は、12月23日まで長崎県美術館2Fで開催されています。

開催中、学芸員の方によるギャラリートークもあります(私たち家族も、学芸員の方の説明をうかがうのはとても新鮮でした!)
日時│12月8日(日)、22日(日)14:00~
会場│企画展示室
料金│無料(ただし本展観覧券が必要)


つづく