◆実家の片付け問題、乗り越えるべき障壁はもったいないと、ゴミ捨て問題
実家の片付けをしていて、ハードルを感じるのはまずは心理的な「もったいない」だったり、「思い出すとつらいことが喚起される」だったり、「親が亡くなったことと常に向か合わないとならい」だったりするのですが、もう一つ大きなハードルがゴミ捨て問題。
私の場合は、実家エリアのゴミの分別がめちゃ大変なことが悩み。
しかも検分が厳しく、ちょっと間違っていたら持っていってもらえない。
この分別が慣れていないこともあり、より片付けのハードルが上がってしまっています。
ちなみに、私は結構長いことゴミの分別先進国スウェーデンで暮らしていたのですが、今の東京の方がずっと大変!
しかも分別って本当に地域差があるので、常に「本当にこの分別に意味があるのか」と半信半疑でやってるので気分的にはかどりません。
同じ東京でも私の生息エリアはそこまで厳しくなく、更に粗大ゴミの料金もずっと安いので、それもなんだか納得いかない。
各区の税収の違いとかが反映されているのでしょうか。
ちなみに東京でも、あきるの市などでは粗大ごみを10kgあたり300円で持ち込み出来るところもあるようで、あきるの市在住の方が本当にうらやましい。
◆日本はリサイクルショップ、寄付などのハードルが高い
私はスウェーデンやアメリカで一時期暮らしていたことがあるのですが、どちらにもガラクタでも寄付として引き取ってくれるグッドウィルのようなリサイクルショップや、教会の寄付ボックスがあり、そこに持っていけばとりあえず何とかなったのですが、東京にはこうした場所があまりないのではないかと思います(私は見つけられてない)。
海外のグッドウィルショプや寄付は、片一方だけの靴(ボロボロ)とか、ヒビが入った食器とかもOKなのですが、昨今貧困や格差が問題視されている日本ですが、そうは言ってもまだまだ豊かでモノ余り国なので、何でも持ち込めるようなところは皆無(私調べ)。
寄付だと、自分で梱包して着払いで送れるところはありますが、この方法は大量の荷物を処分したい人向きではありません。
私もいくつか、食器や衣類、新品のタオルなど寄付を受け付けてくれるところに送ったのですが、全然片付かないのでこの方法はすぐに中止しました。
各自治体によっては不用品を寄付できるところもあるのですが、「ただし、キレイなもの送ってね」とか「送っていいもの、送ってはいけないもの」があったり、1ヶ月あたり持ち込み点数10点までと決まっていたり。
不用品処分をしていると、まだまだ日本て豊かなんだなと実感…。
捨てるのと寄付するのでは精神的な負担が全く違うので、車でガンガン寄付に持ち込める環境にある人と、東京でちまちまゴミの分別を頑張りながら(更に捨てる分量も大体45リットルの袋に3袋くらいまでにしてね、など縛りがある)片付けを行う人とでは、憧れのシンプルライフへの到達時間は相当な開きがあると思われます。
◆捨てたゴミを盗まれる
金属不足だからでしょうか、金属ゴミを捨てた日にうちの前でゴソゴソしている人がいるので、のぞいたらさっき捨てたばかりの金属ゴミを漁っている人がいて度肝抜かれました。
私とばっちり目が合ったのですが、動じず、ささっと何かを選んで隣の家のゴミ捨て場に移動して行く感じから察するにこの道のベテランだったと思われます。
ゴミの分別が大変、不用品の寄付先がない、ゴミ泥棒がいる、などは結構地域差が大きそう。
私はこれまで4大陸7都市に住んできたのですが、その中では東京でゴミ捨てるのが一番大変。
片付け指南の本や、私が大好きな番組「ウチ断捨離しました」などは、モノのいる、いらないなどの選別に関する考え方、整理整頓の工夫などは細やかに指導してくれるのですが、いや、一番大変なところ、挫折ポイントは実際のゴミ捨て、寄付先探しなんだよねーーーーーと思ってちょっとモヤモヤしています。
実家に置いていた私のいけばな小原流の看板。カードタイプとかにして小型化して欲しい…。
つづく。
※このブログはモノを過剰に持っている筆者が、今後の人生をスッキリ過ごすための片付け記録です。すでに断捨離や片付けなどにハマって、ある程度片付いた生活をしている方には全然参考にならないと思われます。人生も家もとっ散らかっている方、お仲間です。一緒に頑張りましょう!
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