安中千絵の食ブログ

You are what you Eat

Archive for 12月, 2008


◆Hog Island Oyster Company

hog2.jpgフェリービルディングにもあるHog Island Oyster Company、有名店なんですね。フェリービルディングに行った日になんとなく入ったお店なのですが、良かったですよ。カウンター席と、テーブル席が少しの小さな店舗です。カウンター席に座ると、目の前で牡蠣を開けるところが見られるので楽しい。
hog3.jpg
Sweetwater(太平洋) 半ダースとクラム。
hog4.jpg

アップ。

hog7.jpg
エシャロットビネガーにコリアンダーが入っていたました。これなかなか良いかも。
hog5.jpg
クラムチャウダー。作り置きのシチュータイプではなく、注文の度に一つずつ作っていました。フライパンで貝をソテーして、クリームを合わせて、ポロネギ・セロリ・にんじん・ブロックベーコンのスープと合わせるという方式。クリームが濃厚で、貝はふっくら、フレンチ風のクラムチャウダー。自分で作るなら?と色々アイディアが涌きました。
hog1.jpg
お店の窓からはこんな景色が見えて、いい気分で食事出来ます。
hog6.jpg
実は次の日も食べに行きました。この日はクラムを半ダース。
hog81.jpg
牡蠣のシチュー。これも生クリームが濃厚。途中まで快調に食べていましたが、クリームが濃すぎて途中から胃もたれして完食出来ませんでした。クラムチャウダーの方がややあっさりで食べやすいかな。ここのお店は、アメリカンというより、フレンチベース。お味もなかなか良かったのでお勧めです。でも若干料金は高めかな? ワインをグラス1杯と、貝を半ダース、シチュー+チップで50ドルくらい。でもここ、季節の良い時期だったら窓からの眺めも最高だろうから妥当な値段かもしれませんね。
hog9.jpg

Hog Island Oyster Companyのサイト

◆Ferry Building

火曜日と木曜日にFarmers Marketが立つというので、フェリービルディングに行ってみました。
f7.jpg
マーケットは思ったより小規模。柿がたくさん売られていたのが印象的。
f6.jpgf5.jpg
キッチン付きのホテルだったらいくつか買って帰るところですが、今回は見て回っただけ。住んでいたら足繁く通いそう。
f8.jpg
中に入ってビックリ。素晴らしい! 色々な食材の専門店、例えば、キノコ、チーズ、パン、キャビア、ワイン、はちみつ、などなど、とレストランが所狭しと並ぶビル内商店街になっています。オーガニックを意識したお店が多いのもステキ。
f2.jpg
このケーキ屋さん、ケーキの意匠が非常に可愛かったんですよ。mietteのサイト。サイトのcake galleryに可愛いケーキ満載なので、見てみてください。
f4.jpgf3.jpg
クリームチーズの載ったカップケーキをその場でいただきました。クリームが濃厚、スポンジは目が詰まっていて、どっしりしたタイプ。スパイスとブラウンシュガーが効いていてなかなか美味。お持ち帰りでチョコレートケーキ。これも甘さ控えめ、チョコレートがなめらかで美味しかった。ここは見た目も味も日本人にも受けますね。他のものも食べてみたかった!(特にチョコレートタルト)
f1.jpgx1.jpg
キッチン用品のSur La Table。ツボに入るキッチン用品がいろいろあってお買い物しました。一番の収穫は、ストロベリーフォンデュのクリスマスオーナメント。これね、結構大きいんです。レモンくらいの大きさ。大きさも含めて可愛くて即買い。しかも半額だったんですよーー。大満足。
サンフランシスコに行く機会があったら、また絶対フェリービルディングは行きたい場所でした。

Ferry Buildingのサイト

◆Obesity Tax(肥満税)

7.jpgNY州で、知事がObesity Tax (肥満税)の導入を提案しましたね。肥満税は、以前から肥満を招くような食品(ファストフードやソーダ、チップスなど)に課税したらどうかと、アメリカで検討されていましたが、今回は、ダイエットソーダ以外の加糖されている炭酸飲料に15%課税しようというもの。例えば、ダイエットコークは1ドルで普通のコーラは、1.15ドルになるということ。導入すれば4億ドルの税収が見込めるという試算なので、NY州の莫大な赤字を解消する(短期的には税収の増加、長期的には医療費の削減)ひとつの手として考えているよう。牛乳、フルーツジュース、ダイエットソーダ、水には課税しないということですが、どうなんでしょう。

そもそも甘いソーダを頻繁に欲するということ自体に、肥満を誘発する芽があると思うので、ダイエットソーダには課税しないというのが効果的なのか私には疑問。動物実験では人工甘味料を与えた動物の方が肥満した、という報告がある点も慎重に考慮したいところ(人間でのエビデンスはありませんし、この研究結果は人工甘味料関係の企業から猛反論されているようですが)。味覚の面でも人工甘味料の甘味はやはり不自然で、日常的に飲むのはどうかと思いますし。

写真の7up(591ml)に使用されている砂糖は62g。グラニュー糖だと大さじ約5杯になります。日本人の1日の砂糖摂取量というのは、労働量などによって違うので一律に決まっていませんが、推奨されているのは1日20g。でもこうした数字を知らなくても、一度に大さじ5杯の砂糖水を飲んだら身体に良くないだろうな、というのは察しがつくと思います。
8.jpgこの課税、もう一つ気になるのは、フルーツジュースは対象にならないこと。果物をとることは健康に有意義なのですが、丸ごと果物を食べるのと違って、ジュースにすると大量に消費できるので、やはり糖分の摂りすぎが気になります。更に、課税されないことで安直に「身体に良い=いくら飲んでもOK」といった意識になると問題。写真の100%オレンジジュースは砂糖添加されていないものですが、240ml中、砂糖は24g(グラニュー糖大さじ2杯)。上の7upと同じ量飲んだら、やはり砂糖の摂取量は60g近くになります(つまり100g中の糖量はさして変わらないということ)。

そもそもアメリカで売られているソフトドリンクは甘過ぎ。何か飲もうと思っても、甘味が添加されていないものを探すのが難しい現状をまず変えて欲しい。でも、甘味を添加してない紅茶飲料など大分見かけるようになりましたし、昔に比べれば変わってきているとは思います。サンフランシスコのスーパーでは、日本のお茶飲料も複数見かけました。こうしたものが、もっとこれから流行ると良いですね。

◆Tequila!

Tequila,なんと心弾む響き。Tex-Mexを食べるときは何は無くともマルガリータ。
t11.jpg
でもアメリカのマルガリータは、総じて本場のものより大分甘いですね。
t21.jpgt32.jpg
モヒートもTex-Mexには絶対。モヒートは大好きで、夏場よく作ります。日本でも流行しましたよね。ワッカモーレにはコリアンダーがワサワサ入っていて素敵。
t41.jpgt51.jpg
メキシコには2回行ったことがあるのですが、とにかくメキシコ料理が何を食べても美味しくて感激でした。先日「メキシコ料理は美味しい!」と書きましたが、あれから何件か行って…、前言撤回。The Cheesecake Factoryで食べたTex-Mexが結局一番美味しかったかも。アメリカのメキシコ料理は本場とは全然違いますね(そもそもTex-Mexだしね)。メキシコのすぐ近くで、メキシコ人が作っているのだけど、アメリカ人好みの味にしているうちに変わるのでしょうね。日本の中華料理や韓国料理が、地理的に近く、本国の調理人が多いのに、本国の味から遠く、美味しいレストランが非常に少ないのと同じなのかな。

で、またほぼ丸一日かけてテキサスからサンフランシスコに移動しました。私にとっては、実に小学生以来のサンフランシスコです。まだちょっと歩いただけですが、素晴らしい。素晴らしい食事情です!

◆Doggie Bag

昨日美味しいものが無いと書きましたが、そんなことはありませんでした。メキシコ寄りの場所にいるのですが、メキシカンは美味しいです。
004.JPG
The Cheesecake Factoryに今日も行ったのですが、本日はチーズケーキは食べずSTUFFED CHICKEN TORTILLASを食べてみました。トルティーアの中にスパイスとにんにくが効いたチキンが入っていて、チーズと、グリーンオニオン、トマティロ(トマティーヨ?)ソースがかかっていて、グリルしたコーンケーキとたっぷりのサワークリーム、ブラックビーンズの付け合わせが付いてます。The Cheesecake Factoryはデトロイト発のチェーンレストランですから、メキシコ寄りの立地とは関係ないかもしれませんが、これも美味しかったですよ。味付けが濃くも薄くもなく、ちょうど良いところでバシッと決まっていて、ブラックビーンズの味加減、火の通り具合も良いし、コーンケーキの甘味も良いアクセントになっていました。
ただ、もちろん食べきれません。アメリカの食事の盛り付け量は本当に多いですね。いつも思うのだけど、アメリカでも一皿残さず食べる人は少ないんですよ。普通の体型の女性なんかは、やっぱり半分近くどっさり残すんですよね。Doggie Bag(残りをお持ち帰り)する人も多いですが、あれ本当に家で食べてるのかな。アメリカは肥満問題が深刻なのだし、単に最初からもう少し盛りを減らせばいいと思うんですけどね。

◆到着

アメリカ国内で飛行機を乗り換えること2回、家を出発してからほぼ24時間かけて到着。遠かった。
02.jpg
アメリカに来たら、とりあえず絶対行くのはウィリアムズ・ソノマです。日本からの撤退が本当に残念。正直もう調理道具は揃いに揃っているので、買うものはあまりないし、欲しいものは大抵、大がかりで重くて持って帰れないものなので、見てまわるだけなのだけど、お店にいるだけで幸せ。
01.jpg
今日一日ぐるぐる回りましたが、美味しいものに出会うのは難しいところと思われます。いつもはコンドミニアムと車を借りるので、美味しいものがなさそうと見切りをつけたらスーパーやマーケットを巡って、食材調達して自炊するのですが、今回は都市を移動するのでホテルに滞在。車も借りていないので行動範囲も狭いため、しばしどっぷり典型的なアメリカンフード漬けになりそう。
cc.JPG
The Cheesecake Factory でお茶。写真はCherry。オリジナルのチーズケーキに、クリームとチェリーソースをトッピングしたもの。ここのケーキは甘さ控えめ、クリームチーズがたっぷりで美味しいですよ。

◆Cupcakes

日本でも随分カップケーキを見かけるようになりましたね。私はこれまで何度か商売を始めようと準備をしたことがあるのですが、相当考えたうちの一つが、カップケーキ屋さんなので感慨深いものがあります。ちなみに他には台湾で鯛焼き屋さんなど。どちらも当時は無くて今流行っているのでまずまずの先見性だったかな?
c4.jpg
日本でのカップケーキ流行の火付け役はやっぱり、Sex and the Cityでしょうか。SATC内に出てきて有名になったのが、Magnolia Bakeryのカップケーキ。色合いなどのセンスが品良く素敵です。そしてカップケーキと言えば、何といっても有名なのはCUPCAKE CAFEでしょう。お花の絞りのデコレーションが芸術的で本当に美しい。是非サイト見てみてください。素敵ですよ。
写真は左が、Magnolia Bakery、右がCUPCAKE CAFEのレシピブックです。
c1.jpg
実際にNYの両店舗にも行きました。これはMagnolia Bakeryの写真ですね。パステルの色合いが可愛い。フワフワの生地に、ざっくりぐるりとアイシングをのせてあります。ここは作っているところが見えるのですが、あっという間にアイシングがデコレートされていました。
c2.jpg
引きの写真だと可愛らしさがあまり分からないので、大きく。
c3.jpg
単純なお菓子なんだけど、なんともワクワクする意匠ですよね。CUPCAKE CAFEの方は残念ながら写真が見あたらず。見た目は最高にワクワクするお菓子ですけど、味は相当考えないと日本人には受けない甘さなのがアメリカのカップケーキ。上の2店舗も最高に見た目は可愛いけど、味は日本人ウケはしないと思います。
c5.jpg
普段は添加物など相当気を配って生活しているのですが、アメリカに行ったら忘れます。思い切りアメリカの食文化を楽しむことにしているので、こんな着色料バリバリのものも気にせず食べます。これはウォールマートのかな。大型スーパーのカップケーキですね。案外スーパーで売られているカップケーキの味が私は好き。
健康やダイエットに関する商品など、アメリカはやはり面白くトップリーダー的存在。仕事上ある程度アメリカのトレンドを把握しておくことも必要なので、市場観察に1年に1度は行くように心がけています。大体毎年12月に行くのですが、今年も12月に。ということでアメリカにちょっと行って来まーす。

◆とらやと末富

京都タカシマヤの和菓子売り場では、いつも、末富さんを買おうかな、とらやさんにしようかなと迷います(2店は向かい合ってお店があるのです)。先日両店を覗くと、似た意匠のお菓子があって、思わず両方買ってしまいました。
sue1.jpg
末富さんの、山茶花、青花、雪飾(すみません、名前曖昧です)。
toraya.jpg
とらやさんの、新山茶花、深山の雪。
末富さんは、はんなりとした、素材の味が良く分かる甘味控えめでやさしいお味。とらやさんは、キッパリハッキリ「THEとらや」の味。とらやの餡は、とらやとすぐ分かる甘味と、小豆の上質さが際立つ味だと思います。個性が全く異なるけれど、どちらも一流の味。
ところで、東京出身者にとって、とらやは東京土産のイメージがあるのですが、京都にとらやのお土産は禁物。とらやはもともと京都の御所御用達の菓子司。東京遷都に伴い、東京に進出後、本社を東京に移しましたが、京都の方にとっては、とらやはやはり京都のお菓子屋さんという意識なんだそうです。

◆蓮台寺柿 ひなたやけ 

伊勢で買ってきた、蓮台寺柿の干し柿、「ひなたやけ」。kaki.jpg
これ美味しくて止まりません。干し柿なのだけど、普通の干し柿と食感が違って、食感はどちらかというと干し芋に似ています。甘味もほどよく、一口大に切り分けて干してあるので、食べやすく、総じて柿のお菓子は何でも好きなのですが、もうこれにはぞっこん。毎年取り寄せて食べるお菓子になりそうです。
おかげ横町オンラインショップからお取り寄せできます。

◆うちごはん

昨日は京都に越してきた友達がごはんを食べに我家へ。時々うちにごはんを食べに来るのですが、単身赴任中なので、家庭の味で良いかなと思って、特にメニューは普段と変えず、ちょっと品数を増やす程度なのですが、昨日は料理を始めたのが遅く、予定より少ない品数に。ごめんねー。h6.jpgh7.jpg
もずくとろろ酢。小かぶのふろふき。
h8.jpgh3.jpg
こっぺ蟹、身とミソを少しのベシャメルで和えてグラタンに。菜花のおひたし。
h4.jpgh2.jpg
スナップエンドウのごま和え。アサリ入りのにんじんサラダを教えてくれたのは、この友達なので、彼の「おふくろの味」ということで、意識的にキャロットラペを用意。うちではアサリが帆立缶になって大分レシピが変化してしまったけど。
我家のキャロットラペは、にんじんを細く千切りにして、強めの塩をして、水をギューギュー絞って、薄切りのニンニクと、帆立缶1缶、酢と白胡椒を利かせたフレンチドレッシングで和える、というレシピで落ち着きました。
h9.jpgh5.jpg
この写真は載せたくなかった! 包丁をするのを忘れ、針しょうがも忘れた不細工な鰈の煮付け。村上重の千枚漬け。
h11.jpgh13.jpg
昆布出汁であさりのおみおつけ(あさりほとんど写ってないしー、ちなみに料理撮影では下に土台を入れたり、片栗でとろみをつけるなど細工するのでバッチリ具が写るんですよ)。
ところで、美味しい昆布出汁を取る秘訣は、1:良い昆布を買うこと、2:その昆布の値段を忘れること、3:45度?60度くらいの温度でじわじわじっくり煮出すこと。
h12.jpgh1.jpg
ごはんが余ったら、岩戸のお塩で塩むすび。炙ったパリパリの海苔で巻いて食べます。とちおとめ。こうして見ると、やっぱり品数ちょっと寂しいですね。本当はこの他に、ミニつくね(軟骨、紫蘇入り、うずら黄身のせ)と、蟹の子入りの小さな茶碗蒸しを用意する予定でした。