究極の贅沢チョコ、zChocolat

先日いただいたチョコレート、zChocolat。おしゃれな包装紙にリボン、そしてシーリングワックスに刻印という凝ったパッケージで開ける前から期待が高まります(このパッケージは専用の布ポーチに入っているという凝りよう)。

はじめて見るチョコレート屋さんです。フランスのショコラです。フランス語だと何と読むのでしょう?ゼッドショコラかな?

びっしりと少しずつ素材が違うブロック状の美しく輝くチョコレートが詰まっていて、あーもうこれは見ただけで美味しいチョコレートだと分かりました。

一粒一粒に厚みがあり、ホワイトチョコからはクリーム状の中身がうっすら透けています。
さっそくいただいてみると、外側のチョコレートは薄めで、中からプラリネやキャラメルなどの柔らかいクリームが溢れ出てきます。外側のショコラと中身の一体感と素材と味のバランスの良さが素晴らしい。一粒ずつの違うので、夢中であっという間にいくつも食べてしまう恐ろしいチョコレートです。

前知識が一切なく、いきなり食べ始めてしまったので、食べてから慌ててこのチョコレートは一体何なのかと調べました。

創設者はJean-Philippe Khodaraさんという方。ジャン-フィリップ、どう読むのでしょう。コーダラさん? ホームページによるとジャン-フィリップさんが1999年に、これまでにないチョコレートを作ることを信条として、ショコラティエの世界チャンピオン Pascal Caffet(パスカル・カフェ)氏を迎え設立されたショコラティエのようです。パスカルカフェは日本でも有名ですね。ご自身のブランド、パスカルカフェは日本橋高島屋にカフェがあります。
設立されて結構経つのに、店舗を見たことがないなと思ったら、オンラインのみで販売という方式をとっているんですね。ホームページがちょっと普通のチョコレート屋さんとは思えないような作りなのにも納得。顧客は世界中の富豪のようです。今どきは実店舗を持たないでこうした方法でのビジネスが成り立つんですね。ヨーロッパや中東を中心に18万人もの顧客をかかえているそう。

こちらのチョコレートはフランスの伝統的な製法に則って作られているそうで、材料はすべて天然成分が使われているそう。その材料も選りすぐりのもので、例えばガナッシュにはフランス産のバター、ノルマンディーのクリームが使われ、ガナッシュにはスペインのバレンシアアーモンドとイタリアのピエモンテヘーゼルナッツが使われているという凝りよう。そして製品はすべて、どこ原産のチョコレートなのか、中のクリームはどこの何を使ったものかがHPに明記されていて、PDFでもダウンロードできます。

乳化剤として大豆レシチン使ってますね。グルコースシロップなんかも入っているから、製法はともかく加工しやすくするために現代的な材料は使っていますね。

ブランド名のzには、無限という意味やアルフェベットの最後の文字、極致という意味が込められているようです。ウルトララグジュアリーなZチョコレート、シーリングワックスのところには、イニシャルなどもオーダーで好きなものが入れたり、包装紙を包む布のポーチには、メッセージチャームもつけられるので特別な方へのギフト向けですね。金箔貼りのチョコなんかもあって、なんとお値段5万円のものも、、、。私は味がとても好みだったので、ぜひ自分用に今回頂いたシリーズや他のものも取り寄せてまた食べたいと思っています。

これまでにパリや香港でポップアップストアをやったことがあるみたいですが、東京でもやったらすごい人気が出そう。アジアの中でもまだ日本人の顧客はすごく少ない模様です。

zChocolatホームページ