◆ずぼらシチュー

本日も京都は小雪がちらついております。
底冷えする日はホワイトシチューが恋しくなります。しかし、ホワイトソースを作ることを考えると面倒くさい。洗い物が増えるのが大変。といっても、私は食洗機でほとんどすべての洗い物をしているんですが、が、しかしそれでも食洗機に入れるのも億劫な時もあるものです。なので私のシチューやグラタンづくりの方法は、このホワイトソース作りの行程を大幅に省略した、非常にずぼらかつ非繊細な方法(お客様にお出しする場合や仕事の時はちゃんとコルドンブルー仕込みのベシャメルソースを作りますのでお許しを)。ホワイトソースを作るときダマが出来てしまう、という方にもお勧めの方法です。

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まずは材料をバターで適当に炒めます。このときバターの量は作りたいホワイトソースの分量に準じて多めに投入。このバターの量をケチると上手く出来ないので、ケチらないこと。全体に火が通ったらそこに直接小麦粉を投入。小麦の生っぽさがなくなるまでよーく炒めます。炒め方が中途半端だと粉臭い出来上がりになるので注意。
stew3.jpgよく小麦粉が炒まって香ばしい香りがしてきたら、牛乳を少しずつ入れてはまぜ入れてはまぜ。あまり注意深くやらなくてもダマにならないので気軽に。で、調味すれば終了。私はこれをテフロンの中華鍋で作っています。これだと焦げなども気にせず、洗うのも楽々。火の通りも底が広くて早いのであっという間に出来てお勧め。
stew.jpgグラタンの時は、牛乳を入れるのと同時にマカロニをそのまま(下茹でしないまま)入れてます(←どんだけずぼら!)。市販のルーなど使う必要はありません。15分もあれば出来ます。美味しい野菜と、少しの肉や魚介類で充分良い味が出るのでコンソメも必要ありません。安物の白ワインが少しあれば、野菜を炒めるときにちょっと加えると良い風味がつきます。味付けの塩はフランスのゲランドの塩あたりを使うと滋味が出てお勧めです。白胡椒は是非挽きたてを出来上がりに。stew4.jpg
更にずぼらを極めたい方にお勧めはは牡蠣シチューです。すぐに火が入るので瞬く間に出来上がります。シチューに入れるときは、出来上がり寸前に入れて、すぐ火を止めて。ちょっと火を入れすぎると小さく縮んでしまうので注意。
ちなみに丁寧に作ったホワイトソースで仕立てたシチューとずぼらシチューではなめらかさ、味のふくよかさが違います…。